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常州で塩素漏れ事故 1人死亡中毒者多数

2011年10月18日



【新唐人日本2011年10月19日付ニュース】16日午前、中国江蘇省常州市の化学工場で液体塩素漏れ事故が発生し、従業員1人が即死、近隣住民数百人が中毒になりました。この工場では過去にも塩素漏れや爆発事故が数度発生し、去年6月にも塩素漏れで近隣住民数百人が避難する事故がありました。

常州市波源化学製品工場の周辺には、六つの村に数千人が住んでいます。

地元住民によると、朝6時過ぎ、強烈な異臭と共に咳が止まらず、目も開けられなかったそうです。この住民の配偶者は“早く逃げて”と叫ぶと同時に気を失ったそうです。工場から塩素が漏れていると分かり、多くの住民が外に逃げ出し、あたりは騒然となっていたそうです。

中毒が最も深刻なのは工場の従業員で、現場で作業していた従業員1人が即死したそうです。

鄭陸鎮住民 鄭さん:「うちの村では1人が亡くなり、100人以上が中毒になりました」

近隣のある村では村民の半分が病院に運ばれたそうです。中毒の深刻な5~60人は常州市病院に搬送。ある村民の家は、真新しいアルミ合金の扉が緑色に変色。2km先の村でも植えた野菜が全部枯れたそうです。

我々は工場に電話をしましたが、工場側は事故を否定。

江蘇省常州市鄭陸鎮波源化学工場 従業員:「わが工場では何も起きていません。みな仕事していますよ」

我々は向武進区病院に電話を掛け、中毒者の状況を尋ねました。

常州市向武進区病院急診科 職員:「我々には取材を受ける資格がありません。このことに関しては洩らすことができません」

波源化学製品工場のウェブサイトによると、当工場は世界でも指折りの亜リン酸の生産メーカーだそうです。

新唐人テレビがお伝えしました。

www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/10/18/a604519.html.  (中国語)

 

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